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代表挨拶

私は2000年にアメリカ・サンフランシスコで美術を学んだ後、帰国し、鉄という素材に魅了されながら、鉄工鳶職や大工として建築業に携わる一方で、美術活動を続けてきました。叔父であり鉄作家でもある松岡信夫の影響を受け、工芸作品の展覧会や現代美術にも深く関わってきました。

2006年に「HITTITE」として独立し、以来、オーダーメイドの鉄製インテリア建材やエクステリア建材を中心に、建築家や工務店、デザイナーの皆様とともに、唯一無二の空間を創り上げてきました。「HITTITE」の名は、紀元前18～12世紀頃に鉄器を初めて使用し、見事な技術で時代を駆け抜けたヒッタイト民族に由来します。彼らのように鉄のパイオニアでありたいとの思いから、この名を選びました。

2017年から2019年にかけては、フランクフルト、パリ、ミラノでインテリア展示会に単独出展し、弊社デザインのステンレス花器は欧米を中心に販売されました。また、JETRO日本貿易機構の「新輸出大国コンソーシアム」代表企業にも選抜されるなど、世界に向けての挑戦を続けています。コロナ禍以降はEC国内販売に軸を移し、現在の「hittite pro」にて製品を生み出し続けています。

これまでの数十年間、少人数のスタッフとともに少しずつ技術を高め、小さなインテリア製品や建材の制作から店舗改装や住宅リノベーションに至るまで、幅広く展開してきました。弊社の特技である鉄器を用いたものづくりを通じて、多くのお客様の夢を実現し、唯一無二の財産を創り上げるお手伝いをしてまいりました。

2022年には京都府の建築業許可を取得し、同年に「株式会社ヒッタイト」として法人化いたしました。鉄や金属を素材に、建築材料からプロダクトデザイン、店舗設計施工まで、様々な挑戦を続けてきた私たち。その挑戦こそが私たちを奮い立たせる原動力であり、未来の「宝や財」へとつながると信じています。